Tuesday, October 27, 2015

まわる、まわる、地球はまわる


まわる、まわる

まわる、まわる、地球はまわる
まわる、まわる、ぐるりとまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、大きくまわる
まわる、まわる、ゆっくりまわる

まわる、まわる、こまはまわる
まわる、まわる、くるくるまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、小さくまわる
まわる、まわる、速くまわる

角速度を考えよう。Consider angular velocity.

まわる、まわる、フラフ-プがまわる
まわる、まわる、ぶんぶんまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、右へまわる
まわる、まわる、左へまわる

まわる、まわる、水車がまわる
まわる、まわる、カタコトまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、上にまわる
まわる、まわる、下にまわる


sptt


Sunday, August 23, 2015

虫Aゴムホースの中に閉じ込められる


虫Aがあるしたことからゴム製のホースの中に閉じ込められてしまった。暗いが歩いてみた。左右はせりあがっているため進めないので、前後に歩いてみた。前も後ろも壁で行 き止まりで、外に出られそうもない。足元の床がゴムで、適度に滑り止めと弾みがあり、6本脚(あし)だが歩きやすい。実際足元だけでなく、壁も天井もゴム 製だ。もっともどこからどこまでが床、どこからどこまでが壁、どこからどこまでが天井というはっきりした区別はなく、床、壁、天井が角度なく同じゴムでつ ながっているのだ。

しばらく休んでいると、後ろの壁の方から<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>という音がして きた。この音はやすみなく続き、しばらくすると少し息苦しくなってきた。空気がやや重くなってきて、体のどこもかしこもが圧迫されている感じがしてきた。 <しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>はさらに続いた。ほどなく床、壁、天井が広がっているのがわかった。ホースの中の空間が広がったせいか圧迫感はさ ほど強くならない。<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>で床、壁、天井はますます広がっていく。息苦さも続いた。天井の様子はよくわからないが、 床、壁は何となく薄く、たよりなくなってきたようだ。さらに<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>は続いた。床、壁、天井はますます広がっているが、薄 くなってきたようで、そとの明かりが感じられるようになった。さらに<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>は続いた。ホースの中の空間はますます広く なった。床も床らしくたいら気味になってきた。と思ったとき<パン>という大きな音がしたが、それと同時に壁だか天井だか区別ができないがゴムが一か所横に 破れていいた。息苦さもなくなった。横破れはさほど大きくはなかったが、虫Aが新鮮な空気を吸いに外に出るには十分だった。

sptt

Saturday, June 13, 2015


風は見えぬが池の水面に波を立てる。
風は見えぬがやさしくほほをなでる。
風は見えぬが木(き)の葉をゆらして音を立てる。


風は力持ち、海の上で大きな船をすべらす。
風は気まぐれ、時に怒ると木を根こそぎ吹き倒す。
風は郵便配達、忘れたころに便りをよこす。


sptt

Thursday, April 30, 2015

のびる、のびる


のびる、のびる、まっすぐのびる。森でヒノキがまっすぐのびる。
のびる、のびる、どんどんのびる。野原で線路がどんどんのびる。
のびる、のびる、ぐんぐんのびる。空で凧の糸がぐんぐんのびる。
のびる、のびる、すくすくのびる。田んぼで稲がすくすくのびる。

sptt

Saturday, April 18, 2015

ひろがる、ひろがる


広がる、広がる、空で白い雲がみるみる広がる。
広がる、広がる、池で水面(みなも)の輪ががぐんぐん広がる。
広がる、広がる、孔雀の羽がパーッと広がる。
広がる、広がる、地球の磁石がきれいに広がる。


sptt

Saturday, November 3, 2012

北の果て -A氏北の極に立つ


A氏が北の方向に歩き始めてからかなりの年月が過ぎた。あきらめずに歩き続けたかいがあって、まもなく北の果てにたどり着く。むちゃくちゃ寒いが、もう少しだ。前方に白い旗が見えてきた。あたり一面白いので見分けにくいが、白い布切れのようなものが竿の先ではためいているので旗だろう。あそこがきっと北の果て-北極に違いない。一番乗りにはなれないが、目印があるのはありがたい。さらに寒さを衝いて歩いた。着いた。とうとう着いた。北の果てだ。旗には黒色でNPの文字が書かれていた。North Pole の意味だろう。北の果てということは、もうこれ以上前に進んでも北に向かうことにはならない。前方は東でも西でもなさそうだから南ということになる。変な気分だ。どの方向へ歩いても南に向かうことのなる。まわりが全部南向きなのだ。北の果てを過ぎると南へ向かうことになる。北極とはわけのわからない場所だ。しばらく休んでからA氏はさてどの南の方へ行こうか悩み始めた。

sptt 

Friday, September 21, 2012

謎の黒い物体 -A氏暗黒の世界を探検すろこと

A氏は狭くるしい0次元の世界からなんとか抜け出そうと試みた。前だか、横だか、はたまた上だか分からなかったが、ジャンプを試みた。何度目かのジャンプで0次元の世界から抜け出したよう気がした。なぜなら動けるのだ。だが不便なことに何も見えない。真っ暗な世界だ。まあ、動けるだけでもいい。運動不足にならないですむ。動くのは始めての経験だ。まわりが真っ暗で何も見えないから何かにぶつかるおそれがあるので、慎重に動かなければならない。前後、左右、斜めに少し動いてみた。上にも少し飛び上がってみた。確かに動ける。この真っ暗な世界を探ってみたくなった。探るにしても何も見えないから、視覚以外の感覚にたよるしかない。しばらく動き回った限りでは地面以外は何もないようだ。地面は平らのようだ。地面を触ってみたが、何でできているのかわからない。とにかく真っ暗なのだ。疲れてきたのと特に目新しい発見もないので第一次探検はほどほどにして休むことにした。

しばらくすると、少し暖かくなってきた。さらに時間がたつとさらに暖かくなってきた。暖かいというよりは少し暑いくらいだ。幸い耐えられないほどではない。暑さは回り全体からまんべんなく、じわじわと伝わってきているようだ。風はないが湿っぽくもないので助かる。さらにしばらくすると暑さは安定してきた。少し暑いが第二次探検をこころみることにした。地面は平らで障害物もなさそうなので、すこし速度をあげて探検範囲を広げることにした。しばらく進んで行くと地面がせり上がっていくのが感じられた。さらに進むとせり上りは急になり、それより先へ行くのが困難になった。前に進むというよりは上に登る感じだ。A氏は極めて身が軽いがこの暗黒世界には重力があるようだ。これ以上に登るはあきらめた。反対方向にも進んで行ってみたが、おなじような結果だった。左右方向にも進んで行ってみたが、やはり同じような結果だった。斜め方向にもいくどか方向を変えて進んで行ってみたが、やはり同じような結果だった。上の方は確認できないがこの暗黒世界は平面的には限界があるようだ。もし上部もすべて限界があるとすると、この暗黒世界は空間的に限られた世界ということになる。何かの中にいるのだ、いいかえれば閉じ込められているのだ。暑さもあるが、少し息ぐるしくなくもない。再び少し休むことにした。

しばらく休んでいると、少し涼しくなってきた。 さらに時間がたつとさらに涼しくなってきた。涼しいというよりは少し寒いくらいだ。熱が少しづつ外へ逃げ出して行っているようだ。

こうして一日らしきものが終わった。

sptt