Tuesday, December 29, 2020

擬態語、擬音語の頭韻音頭-7 (あらあら あられ)


あらあら あられが あれくるい
いらいら いらかは からいばり
うらうら 浦島(うらしま) うらやましい
えらえら えらばれ えらがって
おろおろ おどろく おろかもの。

からから からすが 行水(ぎょうずい)だ
きらきら きらぼし きらめいて
くらくら くらげは ぐらぐら 煮られ
けらけら 笑って けりがつき
ころころ ころがり コロンブス。 

さらさら サラダは 皿(さら)の中
しらじら しらたき しらをきり
すらすら すべって すべがない
せらせら セロリは せりあうが
そろそろ そろって 気はそろう。 

たらたら 鱈(たら)は たらいの中で
ちらちら 見えるが ちらばって
つらつら 見れば つらそうだ
てれてれ てれてる てるてる坊主
とろとろ とろびで 煮られてる。 

ならなら 並んで おならする
にらにら にらが 煮られてる
ぬるぬる なめこも 煮られてる
ねりねり ねりに ねってはみたが
のろのろ のろまも 煮られてる。

はらはら はらわた ばらばらだ
ひらひら ひらめが ひらかれて
ふらふら 振り子が ふらついて
へらへら 笑って へまばかり
ほろほろ ほろりと ぼろがでる。

まるまる まる虫 まるまって
みるみるうちに 見るかげなし
むらむら むらけが 蒸(む)しかえす
めろめろ めげずに メロドラマ
もろもろ もろくも もろてあげ。

やれやれ やられて やり場なし
ゆらゆら ゆれてる ゆりかごが
よろよろ よろこび よろけてる
わらわら 笑って わるびれず
うんうん うなって おしまいだ、うん、うん。

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ありあり ありが ありがとう
いりいり いりたて いりたまご
うりうりが うり売りにきて 売りのこし
えりえり えりまき えり抜いて
おろおり 見れば 檻(おり)の中

かりかり かみきる カミキリムシ
きりきり ぎりぎり キリギリス
くりくり 栗(くり)の実 くりあがり
けらけら おけらで けりがつく
こりこり 肩こり こりごりだ。

さりさり ざりがに いざりより
しりしり しりもち つきすぎて
すりすり すりばち すりきれる
せりせり せり市 せり負ける   (競(せ)る=競(きそ)い合う)
そりそり ぞりぞり ひげをそる。

たりたり たたりは あたりまえ
ちりちり ちぢんだ ちり紙が
つりつり つりがね つりそこね 
てりてり てりやき てれている 
とりとり 鳥(とり)が 取り違う

なりなり なりたがり
にりにり 
ぬりぬり ぬり絵を ぬりたぐり
ねりねり トネリコ ねりまわす
のりのり のりまき のりすぎだ。

はりはり はりきり はりのやま
ひりひり のんびり びりになる
ふりふり ふりかけ ふりかけて
へりへり 腹(はら)へり ヘリコプタ-
ほりほり ほりすぎ 墓(はか)を掘る。

まりまり まりつき おまつりだ
みりみり みりんは 未練(みれん)がない
むりむり 無理(むり)と わかっているが
めりめり めりはり はりきって 
もりもり もりあげ もりそば食べる

やりやり やりかけ やりがふる
ゆりゆり ゆりかご 百合(ゆり)の花
よりより よりわけ よりどりみどり
わりわり わるいが 割り勘だ。
うんうん うちどめ 運(うん)のつき。

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あるある カネが あるうちは
いるいる イルカが 海の中
うるうる うり売り うりを売る
えるえる 選(えら)んで L(エル)サイズ
おるおる おりおり はたを織る

かるかる 軽々(かるがる) から元気
きるきる 逃げきる しらをきる。
くるくる くるしむ クルミの木
けるける けまりを けりそこなう
こるこる 肩こる こりごりだ。

さるさる 猿(さる)が 猿まねするが
しるしる 知るまで 知らん顔
するする ずるずる するすべなし
せるせる せっても あせるだけ   
そるそる わが身が 細(ほそ)るだけ

たるたる たれるは タルタルソース
ちるちる ミチルは 見違えて
つるつる 鶴(つる)を 釣りそこね
てるてる 坊主が 釣られてる
とるとる とらぬは 皮算用。

なるなる なるほど カネなる木
にるにる 似(に)るには 似(に)ても似つかず
ぬるぬる ぬるま湯 いい加減
ねるねる 寝るのが 一番だ。
のるのる 乗るが一番 玉(たま)の輿(こし)。

はるはる はるばる はるかから
ひるひる 昼まで 朝寝坊(あさねぼう)
ふるふる 古(ふる)びた 古着(ふるぎ)着て
へるへる へ理屈(りくつ) 腹(はら)がへる。
ほるほる 墓を掘る。

まるまる まかせる まるまかせ
みるみる ミルクは 見るかげなし
むるむる 村々(むらむら) 村(むら)探し
めるめる メルヘン どこにある
もるもる 盛(も)れば 盛りだくさん。

やるやる やるなら やるまでだ
ゆるゆる ゆるんで ゆるされて
よるよる 夜まで 寄(よ)るとこなし
わるわる 悪(わる)知恵(ぢえ) 悪あがき
うんうん うだって うだつあがらず。

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あれあれ
いれいれ
うれうれ
えれえれ
おれおれ

  

 

 

 

 

Sunday, December 27, 2020

擬態語、擬音語の頭韻音頭-6 (あっさり あさり)


あっさり あさりが 朝寝(あさね)して
いったり きたりで いそがしい         <いっXり>がみつからない。
うっかり うかつに 浮かんでみては
えっちら おっちら えっちする         <えっXり>がみつからない。
おっとり おどおど おとなしい

かっきり きっかり 鍵(かぎ)閉(し)めて
きっちり きちんと 木戸(きど)も閉め
くっきり くりくり 区切りする
げっそり やせても 男(おとこ)は男
こっそり こそこそ こそどろだ。

さっぱり さばさば さばかれて
しっかり しかられ しかめつら
すっきり すっかり すっからかん
せっかち せかさか せかされて    <せっXり>がみつからない。<せっかちする>はOKだろう。
そっくり そのまま 外(そと)に出る。      

たっぷり もうけが 出るはずが
ちっとも 出ずに ちり積もる       <ちっXり>がみつからない。<ちゃっかり>というのがある。
つっぱり すぎて つぎはぎだらけ      <つっXり>がみつからない。
てっきり てきぱき 敵がくる          <てっXり>がみつからない。
どっきり どきどき どぎもを抜かれ

納豆(なっとう)食べて 納得(なっとく) すれば    <なっXり>がみつからない。
にっこり 笑って
ぬっと出てきた 盗っ人(ぬすっと)が          <ぬっXり>がみつからない。
ねっとり ねちねち ねじあがり
のっそり のそのそ のぞいてる。 

はっきり はきはき 掃(は)きそうじ
ひっそり ひそんで ひそほそ話(ばなし)
ふっくら ふかふか 羽根(はね)布団(ぶとん)
へっぴり腰で へちまが 立って    <へっXり>がみつからない。<べったり>というのはある。
ほっそり腰で 歩く姿(すがた)が なやましい。

まっさら さらさら 皿(さら)まわし   <まっXり>がみつからない。<まっさらだ>は形容動詞。
みっちり 道(みち)みち 見違える   <みっちり>は<密だ、密な>の漢語由来だろう、
むっつり むかむか 無我夢中
めっきり 目が出て 目が回(まわ)る   <めっXり>がみつからない。
もっこり もこもこ もう こりごりだ。


やっぱり やっとこ やったが ダメだ。     <やっXり>がみつからない。
ゆっくり、ゆったり、ゆりかご ゆれて
酔った よた者 よたよた 歩く           <よっXり>がみつからない。
わっと おどかし わっしょい、わっしょい      <わっXり>がみつからない。
わっしょい、わっしょい、うん、うん、うん。


擬態語、擬音語の頭韻音頭-5


あきあきするが 秋が来た
いろいろ もみじが 色とりどり
うろうろ していた ふくろうが
えんえん 泣いてる 縁(えん)の下
おりおり 見れば おりの中

かたかた ことこと 片(かた)いなか
きしきし ぎしぎし 木の橋渡(わた)る
くすくす 笑って くすね取る
けばけば している ばけものは
ことこと こっとん 水車をまわす。

さばさば さばが さばかれて
しみじみ 泣くのを しめじ聞く  
するする するめは すり抜けて
せかせか 世界(せかい)は せっかちだ
そもそも そばから 蕎麦(そば)はある。

たまたま たまには シャボン玉(だま) 
チンチン電車は チンドン屋
つくづく つくして つくしんぼ
てんでん ばらばら ばらが咲く
どうどう めぐりで どうでもなれ。

なれなれしいが ならずもの
にこにに にっこり にやけてる
ぬくぬく 育(そだ)って ぬくもって
猫は ねころび またたび たべて
のろのろ のっそり 伸びている。

はたはた はたと 困(こま)りぬき
ひっそり ひとり 昼寝(ひるね)する
ふらふら ふたりが ふり向けば
へっぴり腰(ごし)で 平気(へいき)の平左(へいざ)
ほとほと ほんとに 仏(ほとけ)さま。

またまた 待てば 待ちぼうけ
みるみる うちに 見る影(かげ)なし 
むらむらしても 村(むら)はある
めざとく めざせば めざしが燃(も)える
もうもう 煙(めむり)は もうたくさん。

やれやれ やっと やりとげて
ゆっとり ゆったり 湯(ゆ)につかる
よそよそ するのは よそうじゃないか
わんわん 泣くのは わんぱく小僧(こぞう)
うんうん ばかりの から返事。うん、うん。

 

sptt

 

 

 

Saturday, December 26, 2020

擬態語、擬音語の頭韻音頭-4


あっぱれ あばれて あれよあれよ
行け行け どんどん
うんうん 言っても うんこは出ない
えへん えへんと えばってみても
おっかなびっくり おかしがる。

かるがるしくも からめられ
きりきり きざまれ 切り取られ
くそくそ なにくそ へのかっぱ
けろけろ ケロリン けろけろけろ
ころころ ころがり 助かった。

さんまが 三匹(さんびき) 空を飛び
しらじらしいが 白(し)ら雲を
すいすいすいと すり抜けて
せかされながらも せくことなし
そらぞらしくも そり返る。

たんたん たまごが おったまげ
近(ちか)くで 時計が ちくたく ちくたく
つかつか 進んで つかまえて
手にして 見れば でんでん虫
とんとん 拍子(びょうし)は とんでもない。

はなれ ばなれに 花が咲き
ひらひら 花びら 散り始め
ふらふら ちょうちょが 羽を振る
へっぴり腰で へなへな 飛んで
ほどよく ほとほと ほぞをかむ。

ますます まざれば まぎらわしい
みみず みみずく みさかいなし
むしけら 蒸(む)しても 報(むく)われない 
めめしく 泣くても 飯(めし)はない
もんもん もだえて もうおしまい。

やれやれ やったが やるせない
ゆっくり ゆったり ゆくりなく
よらば よったで よりきられ
わんぱくが わんわん 泣いても
運(うん)尽(つ)きる、うん。、うん。 


(追加予定)

 

sptt

 

Thursday, December 24, 2020

日本語の擬態語、擬音語の頭韻音頭 -1、2、3

 

擬態語、擬音語の頭韻音頭-1


あかあか あかるく
いきいき いきる
うきうき うかれて、うさばらし
おろおろ するのは おろかもの。

かるがる かろやか
きらきら きら星(ぼし) きらめいて
くるくる くるんで
けちけち けちれば
ころころ ころがる、ころころ ころがる。

さらさら さらせば
しろじろ しらむ
すべすべ すべって すべてが
せかせか せかせか、せいてはことをしそんじる。
ぞろぞろ ぞろぞろ そろって ぞろぞろ。

たっぷり 食べれば
ちゃらちゃら ちゃらちゃら ちらかして
つんつん つんつん 運のつき
てんてん てんてん てんてこ舞(ま)い
どっさり どんぶり
うどんが どんどん。

なくなく 泣けば
にっちも さっちも 逃げられない
ぬくぬく ぬければ
ねちねち ねだる
のっそり のぞけば なにもない。

はきはき 掃(は)けたら
ひっそり ひとり
ふらふら ふられて
へとへと へばる
ほとほと ほだされ ほぞをかむ。

まずまず まざれば ますます まずい
みしみし みしみし ミシンがきしむ
むしむし むせって
めきめき めぐる
もぐもぐ もぐれば もぐらと同じ。

やれやれ やれば
ゆらゆら ゆれて
よろよろ よれば よろこばしいが
わくわく 終わって 運(うん)のつき。 

 

擬態語、擬音語の頭韻音頭-2

あきあき あきても あきたりない
いろいろ 色(いろ)にも いろいろあるが
いらいらしても 始まらない
うっとり うっかり
えっちら おっちら
おろおろ するのは おろかもの。

かりかり かりかり かりんと食べて
きりきり キリンは きりきり舞(ま)い
くらくら クジラは 目がくらみ
けろけろ けろけろ カエルはさわぐ
ころころ ころころ ころがる 石ころ。

ざらざら ざらざら ザラメがざれる
じたばたしても 始まらない
ずるずる ずると ずれていく
ぜいぜい ぜいぜい 息きらし
ぞくぞく するのは  俗っぽい。

だらだら だらだら 誰もがだれる
ちょろちょろ 見せて ちょろまかす
つくつくぼうしの 運つきて
てるてうぼうずの 出る幕なし
どろどろどろの どろ沼だ。

なれなれしいのは なれてはいるが
にたにたするのは 似たもの夫婦
ぬけねけ言っても ぬけめなし
ねちねちするのは  ねうちなし
のろのろ 呪(のろ)われ のろまと言われ。

はらはら どきどき 腹がへり
ひたひたひたと ひとり 行く
ふらふら ふらふら ふらついて
へとへとへとに へたばって
ほとほと ほどにも ほどがある。

まごまごするのは 孫でいい
みるみるうちに 見えなくなって
むかむかしても むかつくな
めきめき どきどき ときめいて
もりもり 食べれば 盛りだくさん。

やれやれやれと やればいい
ゆらゆら ゆれても ゆるぎない
よろよろ 歩けば よろずが見える
ワクワクすれば 知恵わき出して
終わってみれは 運(ウン)つき。 

 

擬態語、擬音語の頭韻音頭-3

あれよあれよの あきれ顔
いまいましいのは いましがた
うとうとするのが うとましい
えっちら おっちら 越後(えちご)の国へ
えっちら おっちら 落ちていく

かりかりしても かりんと食べて
きりきり舞いも 止まりきる
くりくり頭を くりくりすれば
けらけら笑って おけら顔
ころころ ころがり これまでだ。 

ざぶざぶざぶと ざぶとん洗う
じめじめ じめじめ なめくじが
ずんずん 進んで ずっこけて
ぜんぜん ダメで 全滅(ぜんめつ)だ
ぞろぞろ ぞろぞろ そらぞらしい。

たどたどしいが 正しくて
ちりちり ちぢんで 散(ち)っていく
つかつか つかむが つかまらない
てくてく 歩いて くたくただ
とことこ 歩いて とことん 疲れた。

なみなみ 注(つ)いだ おしるこ なめて
にたにた するのは 早すぎる
ぬけぬけ 盗(ぬす)むは ぬすっとだ
ねばねば ねばるは ばねばかり
のこのこ 残(のこ)って 残(のこ)り組

はらはら はればれ
ひらひら 開(ひら)いて ひるがえる
ぶるぶる 震(ふる)えて 振(ふ)りかえる
へらへら へばって 減(へ)るばかり
ほとほと ほれぼれ 掘ほ)りかえす。

まるまる 丸(まる)く 丸(まる)まって
みすみす ミスるは 見せしめだ
むざむざ するのは むさくるしい
めらめら 燃(も)えれば めろめろだ
もりもり もがいて 盛(も)りかえす。

やっとこ さっとこ やっぱりダメだ
ゆっくり ゆられて 行(ゆ)くとこなし
よたよた よろけて よろしくない。
わくわく わけても わからない
うんうん うなって 運(うん)のつき。

 

sptt

Tuesday, December 5, 2017

幸運、不運


悪しきことの来る歩みは速く、去る歩みは遅い。とどまること長し。
良きことの来る歩みは遅く、去る歩みは速い。とどまること短し。

幸運、不運は前(まえ)ぶれなく、どこからともなく、やってくる、出てくる、落ちてくる。

sptt

時間


時間ほど公平なヤツはいない。
気前がいいのでもなければケチでもない。
だれかれ分けへだてなくだれにも一日に24時間をくれてやる。
だが時間はときに速く、ときにのろく進む。
速いと追いつかないが、のろくても追い抜けない。
時間ほど無関心なヤツはいない。
悪人が悪いことをしようと、善人が良いことをしようと関心がないのだ。
すべて皆(みな)なるようにならせるだけだ。
時間は過去に未練なく、未来にも関心がない。
関心があるのは今だけだ。だが<今>とは何だ?まったく時間>ほど不思議なヤツはいない。

sptt

Friday, August 25, 2017

虎の威を借る(狐假虎威)


日本語では<虎の威を借る>だが、これではだれが<虎の威を借る>が不明だが、ことわざしては十分でむしろ一般化が進んでいる。本家の中国では<狐假虎威>で狐(きつね)が<虎の威を假る>。<借りる>のではなく<假(仮)る>だ。<假(仮)る>は<仮の姿をする、仮装する>とでもなろうが<真似(まね)る、装(よそお)う>でもいいが、狐假虎威の内容は<虎の威を借る>の方がむしろ近く<虎の威を借る>は苦心の末の訳ではないか。漢文の教科書にでていなかったのか、学習をさぼったのか、はたまた記憶に残らなかったのか、私は勝手に解釈して<虎の衣を借る>で、だれかが虎の毛皮をぶって虎になりすまして<虎の威を装おう>と解釈していた。これだと、気がつかなかったが<衣>と<威>は掛詞(かけことば)になる。いずれにしてもいい加減な解釈で理解していた。だが、幸い故事ことわざの趣旨としては大方(おおかた)正しい。

原文(中国語版wiki) 戦国策から

虎求百獸而食之,得狐。狐曰:「子無敢食我也!天帝使我長百獸。今子食我,是逆天帝之命也。子以我為不信,吾為子先行,子隨我後,觀百獸之見我而敢不走乎?」虎以為然,故遂與之行。獸見之皆走。虎不知獸畏己而走也,以為畏狐也。

原文はきわめて短く、簡潔でいいが子供向け童話としてはそっけなさすぎる。中国之声(Voice of China)、小喇叭 (子供向けラジオ番組)で子供向け童話として、大幅に付け加えて、虎と狐の会話に組み立てなおした話の放送があり、おもしろく翻案されている。下記はその翻案のわたしの日本語訳。ただし録音したものを何度聞いてもわからない箇所がいくつあるので、私なりに適当に変えてあるが翻案というほどではない


-狐假虎威 (虎の威を借る)-

昔むかし森の中で腹をすかしたトラが獲物をさがしながら歩いていた。 突然狐が一匹木々の間から出てきた。さっそくとらえて食べようと近づいて行った。この狐、虎には気づいたが、なぜか敢えて逃げようとはしなかった。話し巧(たく)みな狐は虎が近づいてくるとその鼻先でこう言った。

<虎さん、虎さん、そう慌(あわ)てなさんな。わしが誰かを知って食べようとするのか?わしは天帝が遣わした百獣の王だ。もしわしをとらえて食べるようなことがあれば、天帝がお前に一番きびしい天罰を加えることになる。それでもいいのかい?>

虎は狐が言うことには半信半疑で少し考えた。元来わしが森の百獣の王だ。森の動物どもはみなわしを見ると恐れてすぐ逃げ出す。一声吠えればその場に立ちすくんでしまう。だが、この狐、虎のわしを前にしても少しも動じないばかりかゆったりとした所作で威風さえあるところを見ると、もしかして、天帝が遣わした百獣の王かも知れんな。だが ...... 嘘っぱちかもしれん。まだためらっているようだった。

そこで狐は言った。<どうも私のいうことを疑っているようだが? それならば証拠を見せよう。わしが証信証明の天帝が遣わした百獣の王という証拠を見てから判断したらどうか?森の動物どもはみなわしを見ただけ恐れてすぐ逃げ出すのだ。わたしの後からついて森をひと歩きして自分の目で確かめるのがいい。>といって歩き出した。

虎がまだ戸惑ってぐずぐずしていると狐はいった。<虎さん、どうしました? 早くわしについてきたらどうか?何か不安なことでもあるかな?後からついてわしを見ていればくればわしが逃げ出すことはできまい。>

虎は答えた。<何、なにも不安なことなどない。ただおまえの後からついて行けばいいのだろ。>

狐がふたたび歩き始め、虎もそのあとについて森の中を歩きだした。狐は威風堂々とゆっくり歩き、一方虎は小心翼々のていで狐のあとからついて行った。狐と虎が歩いていくと、シカやヤギやウサギやリスなどの森の小動物と次々と出会わせたが、みな虎を見るとすばやく遠くに逃げて行った。

しばらくして狐は虎に行った。 <虎さん、どうです? これでわかったろう。わしが証信証明の天帝が遣わした百獣の王ということが。>


(最後に教訓の簡単な説明があるが、なくもがななので省略)


子供向けラジオ番組の子供向け(小学中高生)童話だが、さすが中国で子供向けの話とはいえ漢文で出てきそうな四字成語がよく出てくる。四字成語がないと話がスムーズに進まないのだろう。

百獣之王
半信半疑
不知不覚
大模大様 (威風堂々と訳した)
小心翼々

もう少しあるようだ、残念ながらがわたしの耳では何度聞いても聞き取れない。

sptt




Monday, August 7, 2017

子ブタとオオカミ


ある日腹をすかしたオオカミが獲物を探しに森を歩いていると子ブタ一匹が木の下でやすんでいた。少し汚く痩せこけていてうまそうではなかったが、腹の足しにはなると思って近づいて行って、

<おい>と声をかけた。

子ブタは驚いたが逃げ出さず<オオカミさん、どうしました?>と言った。

オオカミは言った。<ほかでもない、わしは腹がすいているのでお前をたべようと思っているのだ。>

子ブタは言った。<でもオオカミさん、わたしどもブタは体が汚いのが常で、洗ってから食べたほうがいいと思いますよ。幸い近くにきれいな小川が流れているので、体を洗って戻ってきましょう>と言った。

オオカミは言った。<そのきれいな小川ならわしも知っている。ここから遠くはない。早く行って体を洗ってすぐ戻って来い。>

子ブタはまもなくきれいな体になって戻どってきた。

オオカミは言った。<おお戻って来たか。それではさっそく食べることしよう。>

子ブタは言った。<でもオオカミさん. . . . .>

オオカミは言った。<でも、なんだ?>

子ブタは言った。<でも、体はきれいになりましたが、ブタとしてはやせていてきっとおいしくありません。>

オオカミは言った。<ううん、そう言われてみると子ブタにしてはやせているな。ちっともうまそうじゃない。>

子ブタは言った。<私の飼い主は近くの農家で私にたくさん餌を用意してあるので、いっぱい食べて太ってから戻ってきましょう。>

子ブタはまもなく丸々ふとった体になって戻どってきた。

オオカミは言った。<おお戻って来たか。なるほど今度はうまそうに太っているな。それではさっそく食べることしよう。>

子ブタは言った。<でもオオカミさん>。

オオカミは言った。<何だまた "でも" か? でも、何だ?>

子ブタは言った。<でも、体は丸々太ってきましたが、このところ体じゅうがこっていて、肉が硬くておいしくないと思います。硬い肉をすこしマッサージして、ほぐして柔らかくしてから食べたほうがおいしいと思いますよ。オオカミさん、すこしマッサージしてくれませんか?>

オオカミは言った。<いろいろやっかいだな。だがお前の言うことももっともだ。すこしマッサージしてやろう。>といって子ぶたの体のマッサージを始めた。

子ブタは言った。<オオカミさん、マッサージがとても上手ですね。こった体がほぐれてきました。とても気もちがいいです。そこそこ、そこです。そこが特にこっているので、もっと力を入れてもんでくれませんか?>

オオカミは子ブタが行ったところを力を入れてもみ続けたが、力尽きて気絶し、その場に倒れてしまった。


-中国之声(Voice of China)、小喇叭 (子供向けラジオ番組)から。録音したものを何度きいてもわからない箇所がいくつかあるので、適当に変えてある。

sptt

Sunday, July 30, 2017

<不入虎穴,焉得虎子>の日本語版


不入虎穴,焉得虎子(虎穴に入らざれば(ずんば)虎子を得ず)の日本語版


美しき真珠は海の底にあり。もぐらざれば得られず。

難しきことする中に宝見つけること少なからず。

難儀するなかに宝物出づ。

せざれば、得られず。

いどまざれば、得られず。


sptt

Saturday, July 8, 2017

足るを知る心


足るを知る心
人も世も恨まず。


少しに満足できない者はいくらあっても満足できない。(セネカ)

sptt 

Thursday, June 22, 2017

ほほ笑み


ほほ笑み放つ者の顔は輝き、
ほほ笑み受ける者の心はあたたまる。

sptt

Wednesday, June 21, 2017

シャベルは鉄


シャベルは鉄。
沈黙は金。
大きな聞く耳は神のたまもの。

sptt

Friday, March 10, 2017

小さきもの、美しきもの


小さな秋を見つける者心ゆたかに生きる。

小さきに美しきを見る者心満ち足りて生きる。

美しきものそこここにあり。

見る目、探す心あれば。


sptt

Friday, October 30, 2015

ゆれる、ゆれる、振り子はゆれる


ゆれる、ゆれる、振り子はゆれる、
いつまでも。 ゆれる、ゆれる。
右へゆれる、左へゆれる。
とまることなく振り子はゆれる。

ゆれる、ゆれる、振り子はゆれる、
いつまでも。 ゆれる、ゆれる。
大きくゆれる、速く動く。
とまることなく振り子はゆれる。

ゆれる、ゆれる、振り子はゆれる。
いつまでも。 ゆれる、ゆれる
小さくゆれる、ゆっくり動く。
とまることなく振り子はゆれる。

大きくゆれる。小さくゆれる。
速く動いて大きくゆれる。
ゆっくり動いて小さくゆれる。
同じ時間でひとふりゆれる。

(振り子の等時性を考えよう。ガリレオのように。)

 sptt


Tuesday, October 27, 2015

まわる、まわる、地球はまわる


まわる、まわる

まわる、まわる、地球はまわる
まわる、まわる、ぐるりとまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、大きくまわる
まわる、まわる、ゆっくりまわる

まわる、まわる、こまはまわる
まわる、まわる、くるくるまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、小さくまわる
まわる、まわる、速くまわる

角速度を考えよう。Consider angular velocity.

まわる、まわる、フラフ-プがまわる
まわる、まわる、ぶんぶんまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、右へまわる
まわる、まわる、左へまわる

まわる、まわる、水車がまわる
まわる、まわる、カタコトまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、上にまわる
まわる、まわる、下にまわる


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Sunday, August 23, 2015

虫Aゴムホースの中に閉じ込められる


虫Aがあるしたことからゴム製のホースの中に閉じ込められてしまった。暗いが歩いてみた。左右はせりあがっているため進めないので、前後に歩いてみた。前も後ろも壁で行 き止まりで、外に出られそうもない。足元の床がゴムで、適度に滑り止めと弾みがあり、6本脚(あし)だが歩きやすい。実際足元だけでなく、壁も天井もゴム 製だ。もっともどこからどこまでが床、どこからどこまでが壁、どこからどこまでが天井というはっきりした区別はなく、床、壁、天井が角度なく同じゴムでつ ながっているのだ。

しばらく休んでいると、後ろの壁の方から<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>という音がして きた。この音はやすみなく続き、しばらくすると少し息苦しくなってきた。空気がやや重くなってきて、体のどこもかしこもが圧迫されている感じがしてきた。 <しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>はさらに続いた。ほどなく床、壁、天井が広がっているのがわかった。ホースの中の空間が広がったせいか圧迫感はさ ほど強くならない。<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>で床、壁、天井はますます広がっていく。息苦さも続いた。天井の様子はよくわからないが、 床、壁は何となく薄く、たよりなくなってきたようだ。さらに<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>は続いた。床、壁、天井はますます広がっているが、薄 くなってきたようで、そとの明かりが感じられるようになった。さらに<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>は続いた。ホースの中の空間はますます広く なった。床も床らしくたいら気味になってきた。と思ったとき<パン>という大きな音がしたが、それと同時に壁だか天井だか区別ができないがゴムが一か所横に 破れていいた。息苦さもなくなった。横破れはさほど大きくはなかったが、虫Aが新鮮な空気を吸いに外に出るには十分だった。

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Saturday, June 13, 2015


風は見えぬが池の水面に波を立てる。
風は見えぬがやさしくほほをなでる。
風は見えぬが木(き)の葉をゆらして音を立てる。


風は力持ち、海の上で大きな船をすべらす。
風は気まぐれ、時に怒ると木を根こそぎ吹き倒す。
風は郵便配達、忘れたころに便りをよこす。


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Thursday, April 30, 2015

のびる、のびる


のびる、のびる、まっすぐのびる。森でヒノキがまっすぐのびる。
のびる、のびる、どんどんのびる。野原で線路がどんどんのびる。
のびる、のびる、ぐんぐんのびる。空で凧の糸がぐんぐんのびる。
のびる、のびる、すくすくのびる。田んぼで稲がすくすくのびる。

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Saturday, April 18, 2015

ひろがる、ひろがる


広がる、広がる、空で白い雲がみるみる広がる。
広がる、広がる、池で水面(みなも)の輪ががぐんぐん広がる。
広がる、広がる、孔雀の羽がパーッと広がる。
広がる、広がる、地球の磁石がきれいに広がる。


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