Friday, October 30, 2015
ゆれる、ゆれる、振り子はゆれる
ゆれる、ゆれる、振り子はゆれる、
いつまでも。 ゆれる、ゆれる。
右へゆれる、左へゆれる。
とまることなく振り子はゆれる。
ゆれる、ゆれる、振り子はゆれる、
いつまでも。 ゆれる、ゆれる。
大きくゆれる、速く動く。
とまることなく振り子はゆれる。
ゆれる、ゆれる、振り子はゆれる。
いつまでも。 ゆれる、ゆれる
小さくゆれる、ゆっくり動く。
とまることなく振り子はゆれる。
大きくゆれる。小さくゆれる。
速く動いて大きくゆれる。
ゆっくり動いて小さくゆれる。
同じ時間でひとふりゆれる。
(振り子の等時性を考えよう。ガリレオのように。)
sptt
Tuesday, October 27, 2015
まわる、まわる、地球はまわる
まわる、まわる
まわる、まわる、地球はまわる
まわる、まわる、ぐるりとまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、大きくまわる
まわる、まわる、ゆっくりまわる
まわる、まわる、こまはまわる
まわる、まわる、くるくるまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、小さくまわる
まわる、まわる、速くまわる
角速度を考えよう。Consider angular velocity.
まわる、まわる、フラフ-プがまわる
まわる、まわる、ぶんぶんまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、右へまわる
まわる、まわる、左へまわる
まわる、まわる、水車がまわる
まわる、まわる、カタコトまわる
まわる、まわる、とまらない
まわる、まわる、上にまわる
まわる、まわる、下にまわる
sptt
Sunday, August 23, 2015
虫Aゴムホースの中に閉じ込められる
虫Aがあるしたことからゴム製のホースの中に閉じ込められてしまった。暗いが歩いてみた。左右はせりあがっているため進めないので、前後に歩いてみた。前も後ろも壁で行 き止まりで、外に出られそうもない。足元の床がゴムで、適度に滑り止めと弾みがあり、6本脚(あし)だが歩きやすい。実際足元だけでなく、壁も天井もゴム 製だ。もっともどこからどこまでが床、どこからどこまでが壁、どこからどこまでが天井というはっきりした区別はなく、床、壁、天井が角度なく同じゴムでつ ながっているのだ。
しばらく休んでいると、後ろの壁の方から<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>という音がして きた。この音はやすみなく続き、しばらくすると少し息苦しくなってきた。空気がやや重くなってきて、体のどこもかしこもが圧迫されている感じがしてきた。 <しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>はさらに続いた。ほどなく床、壁、天井が広がっているのがわかった。ホースの中の空間が広がったせいか圧迫感はさ ほど強くならない。<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>で床、壁、天井はますます広がっていく。息苦さも続いた。天井の様子はよくわからないが、 床、壁は何となく薄く、たよりなくなってきたようだ。さらに<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>は続いた。床、壁、天井はますます広がっているが、薄 くなってきたようで、そとの明かりが感じられるようになった。さらに<しゅっ、しゅっ>、<しゅっ、しゅっ>は続いた。ホースの中の空間はますます広く なった。床も床らしくたいら気味になってきた。と思ったとき<パン>という大きな音がしたが、それと同時に壁だか天井だか区別ができないがゴムが一か所横に 破れていいた。息苦さもなくなった。横破れはさほど大きくはなかったが、虫Aが新鮮な空気を吸いに外に出るには十分だった。
sptt
Saturday, June 13, 2015
風
風は見えぬが池の水面に波を立てる。
風は見えぬがやさしくほほをなでる。
風は見えぬが木(き)の葉をゆらして音を立てる。
風は力持ち、海の上で大きな船をすべらす。
風は気まぐれ、時に怒ると木を根こそぎ吹き倒す。
風は郵便配達、忘れたころに便りをよこす。
sptt
Thursday, April 30, 2015
のびる、のびる
のびる、のびる、まっすぐのびる。森でヒノキがまっすぐのびる。
のびる、のびる、どんどんのびる。野原で線路がどんどんのびる。
のびる、のびる、ぐんぐんのびる。空で凧の糸がぐんぐんのびる。
のびる、のびる、すくすくのびる。田んぼで稲がすくすくのびる。
sptt
Saturday, April 18, 2015
ひろがる、ひろがる
広がる、広がる、空で白い雲がみるみる広がる。
広がる、広がる、池で水面(みなも)の輪ががぐんぐん広がる。
広がる、広がる、孔雀の羽がパーッと広がる。
広がる、広がる、地球の磁石がきれいに広がる。
sptt
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